2014/8/1UP


「道の駅」論議

  市が角田中央公園周辺に2017年10月開業を目指す「道の駅」。どういう施設にするかという基本計画策定に向け、市内の農家や商工関係者、観光協会などの代表25人が意見を出し合う第1回ワークショップが7月23日に開かれました。「角田ならではの施設は」との質問に参加者は各々持論を披露。「子どもが遊べる場所を」「加工体験場がほしい」「県南一のスポーツ公園と組み合わせた施設を」などなど。中でも多かったのが温泉施設の要望。「農産物直売だけで人は呼べない」「1000㍍くらい掘ればお湯が出るでしょ」「公園利用者からも風呂が近くにあるといいという声が多い」と5、6人が指摘しました。 温泉施設となると課題はやはり資金面。市側の概算でも、掘削やボイラーなどの整備で5億円程度は財政負担が増すとの見通し。県内で唯一、温泉施設を併設した石巻市の道の駅「上品の郷」の例を見ても集客効果は抜群ですが、なかなか実現への壁は高そうです。個人的には温泉ができたらうれしいなと思うのですが…。ワークショップは11月末まで計5回開かれる予定。まとめられた意見は市の「道の駅整備検討委員会」に上申され、基本計画に“できる限り” 反映されるそうです。