2016/5/1UP


はじめまして

 角田市民の皆さま、はじめまして。このたび河北新報社角田支局に赴任しました、会田正宣と申します。どうぞよろしくお願い致します。1972年生まれ、現在44歳です。ことしはリオ五輪がありますね。私は中学生のときに、なんちゃってバレーボール部に所属していたので、五輪ではバレーボールも見るのを楽しみにしています。残念ながら、女子バレーボールの方がメダル争いにからむ可能性があって面白いですが。それで五輪から話が派生して、私は誕生が五輪とほんの少し関係があります。その答えは、河北新報にも、あんふぃににも掲載になりませんが、分かった方はいつか取材等でお目にかかったときにでもお伝えいただければ幸いです。ただ正解でも残念ながら、河北新報及び目黒はんばい新聞店から賞品は出ませんので、あしからず。  親が転勤族だったため、静岡生まれ、横浜育ちです。なので野球はDeNA横浜ファン。子ども心に、大洋ホエールズ時代の遠藤一彦投手(学法石川高出身)や平松政次投手にあこがれました。横浜ベイスターズが優勝した年は、大魔神・佐々木主浩投手が仙台市から「賛辞の楯」というものをもらって表彰されたのを取材したことがあります。ただ、記者は有名人などから個人的にサインをもらってはいけないといった不文律のようなものがあるのですが、この時ばかりはもらっておけば良かったと今も後悔しています。今シーズン、角田市出身で初めてのプロ野球選手の熊原健人投手が誕生したわけですが、ドラフト2位で入団してくれたのがDeNA。個人的にも勝手に親近感を持っています。ぜひ、ご活躍を期待しています!  大学も神奈川で過ごし、東北に縁はありませんでした。記者になりたくて就職で河北新報に入社し、仙台に来ました。とはいえ、学生時代に仙台一高出身の親友がいて、定期戦などばんからな校風の自慢話をはじめ、仙台のことをいろいろ聞かされましたし、みちのくプロレスにはまっていたやつもいました。自分自身も、宮沢賢治など東北ゆかりの文人にあこがれを持っていました。太宰治は以前はあまり好きではなかったのですが、生誕100年ごろの時期に津軽や人間失格などを再読してみて、文章のうまさに心を奪われました。ともあれ、みちのくに来ることができたことは心からの喜びです。  もっとも、青森、岩手、秋田の北東北3県のどこかに一度行ってみたいと思ってきたのですが、入社以来、仙台本社の外では、最初に福島市の福島総局、次いで宮城県内の岩沼支局、そして福島県白河支局と、宮城県と福島県を往復してきました。そして今回の角田支局。みなさん、この4カ所に何か共通点があるのが分かりますか?ここはお答えを述べさせていただきます。阿武隈川流域ばかりで勤務しているということなのです。「阿武隈川から離れられないのは何故なのか?」。私にとって、この春最大の疑問でして、よく考えました。うちでは猫を一匹飼っています。岩沼支局に勤務していたとき、知り合いの畑に捨てられていたのを引き取ったノラの三毛猫です。「仙南、阿武隈川に縁が深いのは、こいつのせいか?」。なにせ猫は暖かいところが好きですから。だんだん年をとってくると、寒さが苦手になるもので、北志向の鈍りを少しずつ感じるようになってきたのも確かです。といういことで、気候も人も温かい仙南の田園都市・角田で、何年かお世話になります。どうぞよろしくお願い致します。